12月、国立劇場の歌舞伎公演「隅田春妓女容性(すだのはるげいしゃかたぎ)」に出演いたします。
チケットの申し込みを承りますので、下記のボタンよりお願いいたします。

チケット申込み

みどころ

隅田春妓女容性(すだのはるげいしゃかたぎ)

赤穂浪士の最後の姿を描く史劇の傑作
 大坂に実在した人物をモデルに様々な芝居が仕組まれ、江戸の男伊達(おとこだて)――俠客として描かれるようになった〈梅の由兵衛〉。その芝居の集大成とも言える初代並木五瓶(なみきごへい)の傑作です。時代と共に台本が洗い上げられ、大正から昭和にかけては初代中村吉右衛門が名演を残し、八代目松本幸四郎(白鸚)に引き継がれました。今回の上演にあたり、初代吉右衛門が磨き上げた台本を、原作も踏まえて〈通し狂言〉として新たに補綴し、当代吉右衛門が由兵衛に挑みます。忠義を貫き通す由兵衛の意気地と周囲の人々への情愛、そして、魅力あふれる多彩な登場人物によって織り成される人間模様の面白さをお楽しみください。

あらすじ
 かつて下総(しもうさ)千葉家の重臣・三島隼人(みしまはいと)に仕えていた梅堀(うめぼり)の由兵衛――梅の由兵衛。隼人の許から盗まれた千葉家の重宝を探索するとともに、同じ家中の金谷金五郎(かなやきんごろう)と駆け落ちして芸者になった隼人の娘・小三(こさん)を請け出そうと、旧知の信楽勘十郎(しがらきかんじゅうろう)の助力も得て、金策に奔走していました。由兵衛は、重宝を隠し持つ源兵衛堀(げんべえぼり)の源兵衛、その一味の土手のどび六らの企みを見抜き、喧嘩口論を戒(いまし)める頭巾を脱ぎ捨て、悪事の究明に乗り出します。
 一方、由兵衛の女房小梅(こうめ)は、米屋に奉公する弟の長吉(ちょうきち)に、密かに小三の身請(みうけ)の金の工面を頼みます。数日後、由兵衛は偶然、顔を知らない長吉と大川端で出会います。そして、思わぬ行き違いで義弟を殺め、金を奪ってしまいます――。志半ばで自訴の覚悟を固める由兵衛。夫の罪を小梅は引き受けようとします。そうはさせまいと、由兵衛は源兵衛と対決して重宝を取り戻し、小三と金五郎をめでたく国許へ帰参させます。